ロイターなど複数の海外報道によると、バイトダンス（ByteDance）は2025年第1四半期にMetaを上回り、世界で最も収益を上げたソーシャルメディア企業となった。第1四半期の収益は430億ドルに達し、Metaの423億ドルを超えた。
この躍進を支えたのは、TikTokを中心とする海外事業の急成長だ。TikTokの海外収益は前年比63％増となり、バイトダンス全体の収益の4分の1を占めるまでに拡大した。
Business of Appsによると、TikTokの2024年通期収益は230億ドルで、前年から43％成長。Facebook、Instagram、YouTubeに次ぐ世界4位のSNS収益となった。広告収益が全体の約75％を占めるほか、アプリ内課金やEコマース事業もそれぞれ20億ドル以上を稼いでいる。
特にEコマース分野では、年間の商品取引総額（GMV）が300億ドルを突破。インドネシアではTokopediaとの連携により市場支配を強化している。ユーザー数も増加を続け、2024年には新規ユーザーが9800万人増加した。
米国市場ではTikTokの今後の展開に不透明感があるものの、グローバルでの成長は続いており、バイトダンスの企業評価額は4000億ドルに達した。Business of Appsは、TikTokの2025年通期収益が300億ドルを超えると予測している。
